添乗日記
「添乗員をするためには、一応免許がいるらしい」
採用されてからまず最初の疑問だった。
「えっ?! それは聞いていないんですけど、、、」と言ってはみたが、 「必要です」の一言。
即座に免許習得のための講習会に強制参加させられ、一週間受講し、テストを受ける。これは、はっきり言って英語以外は簡単なもので、教官の話を聞いて旅行業約款のポイントさえ覚えてしまえば、合格点は取れる。
私の場合、問題はただひとつ、「英語」、、、
学生時代から英語は大の苦手で、分からないと思い込んでいた私は「国内旅行の添乗員」だから必要ないと簡単に判断して、隣の受講生に答を教えてもらった。お隣さんはいわゆる帰国子女で、英語は完璧だが日本語は怪しいっていう人だったから、私たちの利害関係は成立したのだ。
こうして、免許をとった私は、晴れて(?!?)「旅程管理者」となったが、英語を甘く見ていたために、このあと随分苦労していくことになる。
教訓 何事も最初が肝心。 何事にも努力は大切。
教訓
何事も最初が肝心。 何事にも努力は大切。