添乗日記
初添乗って何があったんだろう?
はっきりと覚えていない。あまりの緊張と大きなグループの移動で、ただチーフの指示に従ってたからかもしれない。とにかく寒くて、雪の上を歩くのに苦労して転んでしまったこと。キタキツネの尻尾の太さに驚いたこと。この時の担当してくれたバス会社のガイドさんとうまくいかなかったこと(その後、仲良しになり、随分助けてもらった)。同期で初添乗だったMさんと毎晩つらさをぶつけ合ったこと。そんなことばかり思い出す。
初めての北海道、初めての添乗だったが、お客さんには初めてだとは言ってはいけない。3回目で、
「冬は初めてです」と、答えなさい。
とチーフに教えられた。
ツアーの最終日、千歳空港に向かうバスの中でツアー参加のお礼と挨拶をする。
「まだまだ不慣れな添乗員で不備な点が多かったと思いますが、必ず立派な添乗員になって、再び皆様のお供をさせて頂く日を楽しみにしながら、勉強してまいります。今度お会いする時は、成長した私をお見せできるように、頑張ります!」
とりあえず、拍手を頂きほっと一息。 嵐のように過ぎてしまった私の「初添乗」、、、
教訓 初心、何事も謙虚。
教訓
初心、何事も謙虚。