がらがらのスーツケースと、ガイドブックや資料、「トラベル英会話」辞典の入った、漬物石のように重い手荷物が出来上がる。
これで、旅の準備は完璧のはずだった。あるひとつの忘れ物を除いては、、、
シリーズものだったので、私が出発する日の前にも毎日のように、ツアーが出ていたから、空港までセンディングのお手伝いかたがた、見に行ったりしてイメージトレーニングを重ねた。
いくら、開き直りの心境だといっても、何かしていないと落ちつかないものだし、だけど、本を読んでもよくわからないなら、実際に見るしかないと思い立ったのだ。
「英語が出来ない」という恐ろしいハンディを抱えていた私は、体を動かすという事には非常に熱心だったと言える。
こうして、地道な努力(?!?)を重ね、いよいよ海外初添乗の時がやってくる
教訓
百聞は一見にしかず
先輩添乗員の仕事のやり方を盗むべし
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