飛行機出発3時間前、添乗員の私と、センダーが団体受付カウンターに集合、航空券を搭乗券に引き換える。PAX(お客様のこと)の集合は、出発2時間前だが、全員が時間前に、SHOW UP(集合)した。
さぁ、いよいよ、初の海外添乗(というより私にとっては初めての海外なんだけど)にいく時がやって来たのだ!
鼻息も荒く興奮する私に、センダーの一言、、、
「あぁ、添乗員さん今回のグループの中に、VIPの方がいるんですね!」
「えぇ〜! そんな話は聞いていない? 嘘だよね、、、」
焦って、会社に問い合わせると、
「そう、そう、いるいる! でも普通にしてくれればいいからさ。とりあえずVIPだから、よろしく〜!」
という返事が返ってきた。
新人の、それも初海外添乗の私に、VIPの入ったツアーをアサインするか普通は?、、、なんて大胆不敵な担当者なんだ!
と、驚いている私に、さらに駄目押しの一言が!
「あのさ、今日乗る飛行機ね、ホノルルに時間通り着いても、入国審査場が一番込んでる時間帯だから、乗り継ぎに間に合わないかも知れないよ。昨日も、その前の日も乗り遅れちゃってさ、いやぁ、大変だったらしいから、頑張ってね〜!」
初海外の添乗員に、当日になって、こんな恐ろしい事をいう「鬼の担当者」を恨みながらも、引き返せない私は覚悟を決めた。
教訓
添乗員の3要素
度胸、根性、ハッタリ
いよいよハワイへ(その2) |